FAN
「FAN」
〈あらすじ〉
デリー生まれのGauravはボリウッドスターAaryanの大ファン。街の隠し芸大会でAaryanのモノマネをして優勝し賞金を手にした彼は、Aaryanの誕生日に彼に会い優勝トロフィーを見せるためムンバイへ。当然大スターAaryanの現れた場所には大勢のファンが集まり、Gauravは彼に気づいてもらえなかった。どうにかして直接彼に会うため何かできないかと考えていた時、ニュースでAaryanと喧嘩をしたという若手俳優を目にした。Gauravはファンを装い若手俳優に気に入られると、控え室で彼を脅しAaryanへの謝罪動画を撮影する。Gauravはこの動画を世に流すことでAaryanの名声を高められ、自分は彼から感謝されるものと思っていたが、当然犯罪行為であり彼の通報により逮捕されることになる。自分はAaryanにとって特別な存在であり、自分がいなければ彼も存在し得ないと思い込んだ一人のファンの行動はさらにエスカレートしていき…
スターに心酔したファンが自分の期待を裏切ったスターを受容出来ずに、どんどん壊れていくサイコだけど悲しい映画。
ファンGauravとスターAaryanどちらもSRKが演じる。特殊メイクとVFXにより絶妙なそっくりさんになったSRK、アクションやクロアチアの美しい景色も見所。
今年みた映画の中で暫定1位、最高。インド映画やSRKを知らない人にもみてもらいたい。
FANの見方はGauravのファン心理に感情移入する人とAaryan災難だ逃げて!という人に分かれるみたいで面白い。わたしは完全にGauravに感情移入してたから最後悲しくてわんわん泣いてしまった。Jabra songのこのシーンも泣ける。
メイキングもおもしろくて、視覚効果担当のGregがGauravを造る際に「若い頃のSRKのままでなくそこから更に手を加えたいと考えた時、スタジオ内を見回したらプラピのヘッド(頭部模型)があり、これいけるんじゃね?と思ってSRKの頰~輪郭をブラピのその形に修正したらいい感じになった」というようなことを言っていた。(かなり意訳)
また、SRKが「Gauravの走り方は彼がAaryanファンというところからSRKが過去に演じたキャラクターの走り方を意識した走り方になった」というようなことも言っていた。(これもかなり意訳)
Jabra Song | Fan | Shah Rukh Khan | Nakash Aziz youtu.be/d4_szl5EEww
これ劇中で流れるのかと思ってたらプロモーションに使っただけだったんだ。特典映像にヒンディー、パンジャーブ、テルグ、タミル等インドで比較的話者の多い言語でこの曲の吹き替えが入ってた。
FANのDVD字幕が英語、アラビア語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ヒンディー語の6種類も入ってて驚いた。なんとなく英語かヒンディー語字幕しかないのが普通だと思ってた。