payasamhanakoの日記

インド映画とNetflixの感想。ICSIの備忘録。

1000ルピー札(原題:Ek Hazarachi Note)

「1000ルピー札(原題:Ek Hazarachi Note)」

〈あらすじ〉

一人暮らしの貧しい女性は仲良しの隣人を息子のように可愛がり明るく暮らす。選挙演説の日タダ飯が食えると聞きつけた隣人に誘われるがままに女性は演説を聞きに行く。演説会場では食事に加えて100ルピー札を賄賂として配っていた。そこで隣人は政治家へ「昨年女性が息子を自殺でなくした」ことを伝える。女性が息子を亡くしたニュースは新聞にも取り上げられたと聞いた政治家は賄賂として1000ルピー札4枚を女性に渡し記念撮影をする。翌日女性はいつも通り村で買い物をしようとするが、村で店を営む人々は口を揃えて大金を受け取ったなら以前より大量に買い物をしてくれと女性に話す。皆がお金を狙っていることに嫌気がさした女性は、隣人に頼み込み街へ買い物に出る。ところが街では開店したばかりの店にはお釣りがない、細かいお金はないのかと店員に拒まれ女性はなかなか1000ルピー札を使うことができない。サリー屋なら高額紙幣を使うことができるだろうと買い物を試みるが、店員にニセ札と疑われ通りがかりの警察が確認することになる。貧民が1000ルピー札を持っているのはおかしいと金の出所を聞かれ、正直に議員に貰ったことを伝えると署に連行され被害届を書かされる羽目になり…

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マラーティー映画。舞台はマハーラーシュトラ州のプーランバリ県。

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序盤の方、貧困や格差の描写はあっても女性や隣人が明るくニコニコ暮らしてるからこれは明るい映画かなと思ってみ続けたら思ってたよりはるかに暗かった…。


1000ルピー札の価値はその人の経済状況にもよるだろうけど日本で言うと10万円やそれ以上という感覚なのかなとみていて思った。

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女性は息子を亡くして一人暮らしの自分に良くしてくれる隣人家族に恩返しをしたかったんだろうな。だから好意が裏目に出てしまったことは相当ショックだっただろうなと思う。隣人もとても暖かい人。隣人のお金の使い方についての助言はとても思いやりがあって素敵だった。女性と二人でお互いに自分がこうしなければ、ああ言わなければと後悔している描写は悲しいシーンだけどお互いに支え合っているのがよくわかるシーンでもあった。


この映画もインドの警察の怠慢を描いてる。女性をダシに議員から金を巻き上げ、ついでに気に入らない記者の評判を落とそうと企てるって…職業倫理しっかり持って…という気持ちになる。インド映画をみる時は大体メモしながらみるんだけど、『クソけいさつ』ってメモしてあって笑った。結構頭にきた。