Newton

「Newton」

〈あらすじ〉

生真面目で勤勉、時間は厳守、曲がった事が嫌いなNewtonは志願して選挙管理委員となる。彼の初めての赴任先は毛沢東主義派のゲリラが闘争を続けているインド東部のジャングルにある投票所だった。ここに住む人々は選挙が何かすら知らない！？どうするNewton、頑張れNewton！

インドの地名が山のように出てきていちいち全部読んでると字幕が追いきれなくなってしまった。選挙関連の映画だけどそれ以外はあまり難しい単語は出てこなかった。インドの地名だけでなくまずNewtonが赴任される先に住む毛沢東主義派(ナクサライト)って何？ってところで躓いた。本編でそのゲリラの危険さには触れるので緊張感のある土地であることはすぐに理解できる。そこだけ理解できれば知識がなくても問題なくみられる映画ではあった。

毛沢東主義派については公安調査庁のナクサライトの説明参照。http://www.moj.go.jp/psia/ITH/organizations/SW_S-asia/naxalite.html 

Newtonの使命感に燃える熱い気持ち(こだわり？)と融通の利かなさのバランスが絶妙だった。割と感情を出さず淡々と仕事する人なのかと思ってたら終盤になるにつれすごい頑固さを発揮してて面白すぎた。静かで普通っぽいらじくまちゃんの公務員役は適役だなあと思った。やる気のない護衛の指揮官役が好きな脇役俳優Pankajおじさんだった。

静かな中にクスッとくるところがあり、画の色合いも綺麗でミニシアター系でウケの良さそうな映画。ほとんど起伏がなく淡々と話が進むけど緊張感もあり面白かった。