はな子日記

インド映画とNetflixの感想。ICSIの備忘録。

SONU Ke TITU Ki SWEETY

「SONU Ke TITU Ki SWEETY」

〈あらすじ〉

2年間付き合った彼女Pihuに振り回されて泣いていたTituを見かねて、Sonuは別れるように勧める。優しく思いやりのあるTituは性格の悪い女性と付き合い、いつも振り回されて泣かされる。そんな彼を慰めるのはいつだって親友のSonuであった。

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Pihuとの破局から半年後、家族がSweetyという女性との縁談をもちかけるとTituは承諾する。Sweetyと面会すると、彼女は優しく気遣いができ子供好きな『理想の妻』と呼べるくらいに完璧な女性であった。Tituはその場でSweetyとの結婚を考え始める。この場に同席していたSonuはSweetyには何か裏があると疑い本当の彼女を暴き出そうとする。


学生時代にSonuの母親が亡くなった。SonuとTituの母親は親友で、2人は家族ぐるみで仲良しだったためそれ以来2人は同じ家で育った。Tituの祖父が店を開くと、Sonuの父Laluはその店で清掃員となった。TituはGhasitaとLaluの関係はバットマンとロビンみたいだと話す。


こんなに素敵な女性に会えたなんて信じられないと思うTitu。こんな女性が現実にいるはずがないとさらに彼女を疑うSonu。SweetyはTituとSonuの自宅に使用人Babuを雇う。Babuは彼女に言われたからとSonuの身の回りの世話を焼くがSonuは鬱陶しがり、彼に嫌がらせをし、Sweetyが彼を解雇するよう仕向ける。


着々と結婚に向けて準備が進められ、婚約の日取りが決まる。Sonuは探偵にSweetyの身辺調査を依頼する。SonuはSweetyが過去にRahulという男性と婚約していたが彼女の束縛が激しすぎたために関係がうまくいかなくなっていたこと、ゴアで彼を骨折させたことを知り、これを家族に伝える。家族は戸惑っていたが駆けつけたSweetyがRahulには婚約後も他の彼女がいたため彼を信じることが出来なかったと事実を話す。また、ゴアで彼にプロポーズされた後、彼がセックスを強要してきたため拒否しようと身体を押しのけた際に彼の腕を骨折させてしまったことも明かす。そこで事実を知ったSonuに対しSweetyは、Tituと婚約すると決めた時母に夫と兄弟が出来たと伝えたことを話し悲しむ素振りをみせる。


婚約パーティーの日、反省したSonuはSweetyに先日の出来事について謝罪する。すると彼女は自分はSonuが思っている通り性格の悪い女性であり、負ける気はしないと戦線布告する。ここからSonuとSweety2人の戦いが始まる。

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TituとSweetyは家族とともに新居の内見をする。彼女は2人の共同名義で物件を購入すると言うが、家族は同居しないのか、結婚する前から別居を考えているのかと怒り出す。その様子を気分良く眺めるSonuを横目に、Sweetyは一家の長である祖母の性格に漬け込み、2人の共同名義での物件購入を許可するよう仕向ける。彼女を気に入った祖母はさらにローンの支払いを家族が負担するよう取り決め、彼女にどこにもいかないよう伝えて微笑む。


その後もSonuはあらゆる手を使ってSweetyに嫌がらせをしてTituとの結婚を阻止しようとする。ある日SonuはSweetyにTituや家族には聞かれてはならないこの戦いについての話しを持ちかけるが、彼女は密かに会話を録音しており、この発言を逆手にとって彼を脅す。またある日、Sonuは彼女が家族に料理を振る舞うのを妨害するため、ケバブを買ってきて家族に配る。後日彼女は家族を鶏肉屋に連れて行き鳥が殺される様子を見せて家族が家庭内で肉料理を食べることを禁止するよう仕向ける。

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Sweetyとの戦いに負け続けてるSonuは、バチェラーパーティと称してアムステルダム旅行を企画する。旅行中に訪れたクラブでTituが偶然元カノPihuと出会うよう企てる。PihuはTituとの失恋後も彼のことを忘れられず、Sonuの言うとおりにアムステルダムに来ていた。SonuはPihuにTituはまだ君のことが好きで彼には君しかいない、結婚出来るよう応援すると嘘を伝え、結婚を阻止するために協力するよう仕向ける。インドに残ったSweetyからTituへ電話があるが、Sonuは先3日間は電話をしてこないよう伝える。


帰国するTituを出迎えるために空港で待っていたSweetyが見たのは彼と仲よさそうに歩くPihuの姿であった。Sonuは勝手にPihuを結婚式に招いており、実家に彼女を連れて帰る。実家では結婚式の準備が進められており、庭では音楽が演奏され、家族はダンスで盛り上がっていた。Pihuはダンスや歌がうまく、祖母はすっかり彼女を気に入って家に滞在するよう促す。


帰国してからもSonuは結婚を阻止しようと必死だった。SweetyにPihuとTituが2人でドライブデートにいく様子を見せ付けたり、インスタで2人がベストカップルと言われている様子を見せ付けたりと嫌がらせを続けた。ところが、Sweetyが何も言わなくともTituは彼女の好きなペストリーをお土産に買ってくるなど、Sonuの知らないところでTituと彼女の関係は構築されていた。


その後も続く嫌がらせに我慢の限界がきたSweetyはPihuに戦いの全てを話す。怒ったPihuはTituにアムステルダムでSonuが話したこととウエディングカードの名前を見るまで彼の発言を信じ込んでいたことを伝え、自分はバカでわがままだったがSonuの様に惨めではないと涙を流し、その場を去る。SonuはSweetyがこのゲームを楽しんでいたと主張するが、怒ったTituにそれ以上の発言を拒否される。


翌朝ハルディ(結婚式の前日にターメリックを塗る儀式)に参加したSonuをTituは微笑んで受け入れる。SweetyはSonuに結婚式では皆んなに幸せになってもらいたいと話す。Sonuは学生時代Tituがいじめられていて自分が仕返しをしたこと、Sweetyの知らないTituの全てを知っていること、彼女よりも長い間一緒にいてずっと彼を守ってきたことを話す。Sonuは人生をかけてTituを守ることを誓い、彼女と戦うと決めたことを伝える。彼女は、友達と彼女だったら男は彼女を選ぶと警告する。


結婚式当日、ヴァルマラ(新郎新婦か花輪を交換し合う儀式)の時Sonuは彼女と自分どちらかを選べと語り涙を流しながら式場を去る。Sweetyも同様に選択を迫ると、Tituは13歳で母親が亡くなって以来、Sonuの涙は見たことがない、Sweetyの言うことが真実で彼が嘘を付いているのかもしれないと言い残し式場を去る。Sweetyは必ずしも彼女が友情に勝つとは限らないことを知り涙を流し立ち尽くす。


理想の人生について語るSonuとTituをからかいながらも優しく見守るGhasitaとLalu。仲良し男友達4人は夜のプールで楽しく酒を飲む。

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ブロマンスvsロマンス(公式のキャッチコピー)俺が悪女からお前を守ってやる! って感じの傑作ラブコメ。ずっとDVDが出るのを楽しみにしていた映画で、トレーラーとミュージックビデオをみた時からずっとこの映画の虜。

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SkTkSをみる前に絶対にPyaar ka punchnamaシリーズをみてほしい。これはNetflixにある「恋愛被害者の会」って映画で日本語字幕付きでみられる。今時の若者の男女交際を描くのがはちゃめちゃに巧い監督なのでこれだけでもみて欲しい。ルームシェアしてる男友達3人組それぞれに同時期に彼女ができたんだけど実際の恋愛は理想とはかけ離れていてみんな彼女に振り回され悩みまくるって話。東京タラレバ娘に雰囲気が近いと思う。オススメは2で、1との繋がりはないので2からみても大丈夫。このシリーズと主要キャストが一緒なので、これを先にみると俳優陣の成長が良くわかる。

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特にKartikは演技も肉体も大成長してる。ただSkTkSをみても思ったけどあまりダンスが得意ではない?クセのある青年演じさせたらすでにインドの比較的若い俳優の中ではKartikの右に出る者はいない気がする。今後はサイコな役を演じてほしいなあ。

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それからNushrat Bharuchaも悪女が似合う。次もし本当に良い人を演じても裏がある役かもしれないと疑っちゃいそう。華奢で日本人にウケそうな容姿をしてる気がする。あと少しダレノガレ明美さんに似てる。

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序盤のSonuの台詞が長くて速いから字幕追いきれなかったけどそれ以降はそんなに速い字幕はない。Luv Ranjan監督は長回しとかまくし立てるような脚本が好きなのかな。ちなみにPyaar ka punchnamaシリーズはお決まりの長回しがあって英語字幕苦手な人は少しキツいかもしれない。


Sweetyの台詞にMayur Viharと出てきたからSonuとTituの家があるのはNew DelhiにあるMayur Viharっていう住宅街かな?(全然場所のわからない地図)

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SkTkSの主要3人の関係性はこんな感じ。ヒロインはTitu。

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確かにSweetyは自分で言ってるようにズル賢い女性ではあるんだけど、それよりもSonuの嫌がらせの酷さが目についてズル賢さが霞む。使用人Babuへの嫌がらせなんかもうイジメでしかなかったしちょっと胸糞悪かった。Sweetyに対する嫌がらせは一応Tituを守るためって理由があるし、Sonuも中々にやり返されてたからみていられた。多分この過激さがこの映画のおもしろさなんだろうなと思う。ブロマンスvsロマンスって言うくらいだからバッチバチに戦ってもらわないと!この映画の見どころはSonuとSweetyのバトルとTituのかわいさ。

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とにかくTituがかわいい。ほわほわしててかわいい。初っ端の泣きながらラドゥ食べるところから可愛すぎて笑いが止まらなくなった。意図的なのかやたら上目遣いのカットが多くてかわいさに拍車をかけてる。Tituは家族が営むお菓子屋さんで働いてるんだけどその事実がすでにかわいい。一番かわいかったのはベジタリアンの流れでみんなに撫でられてるシーン。このシーンでクゥーンって犬の鳴き声が効果音で入るんだけど、そういえばこの監督効果音とBGMの使い方もすごく巧いんだったと思い出した。Sunny Nijarって口が三角形△でポカーンとした時すごくかわいい表情になる。クルクルの髪の毛もかわいい。あと最後の最後のSonuとの会話もものすごくかわいい。あとボンディギディギの時女性のメガネを外したあと眉を上げるのがとてもかわいい。かわいいシーン思い出したらまた追記したい。

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Sonuがみてたうんこがプロレスしてるみたいなアニメはインドのアニメなんだろうか?かわいい。ちょっとスポンジボブを感じる。


SkTkSは歌とダンスが最高。しかも結構盛りだくさん。これは一部。

・Bom Diggy Diggy 

https://youtu.be/yIIGQB6EMAM

・Tera Yaar Hoon Main 

https://youtu.be/EatzcaVJRMs

・Yo Yo Honey Singh : DIL CHORI 

https://youtu.be/xWi8nDUjHGA

・Chhote Chhote Peg

https://youtu.be/xvYBg6MWPbM

・Subah Subah 

https://youtu.be/ZgTKmRPWMq4


SONU ke TITU ki SWEETYをみてください。

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