When Hari got married(邦題:ハリの結婚)
「When Hari got married(邦題:ハリの結婚)」
〈あらすじ〉
インド山岳部の田舎町に暮らすタクシー運転手の青年Hariはお見合い結婚を控えている。伝統やしきたりに則った結婚とは何か、Hariや家族は結婚をどのように捉えているのか。式の準備から結婚後の生活までを記録するドキュメンタリー。
Hariは今と昔の間を生きてる人間。愛する女性のために自分がしなければいけないことを理解し、自分を客観視することが出来る。伝統的なお見合い結婚だけど、気持ちのあり方はとても現代的だと思う。
終盤にHariの妻へのインタビューがあり、彼女が初めてHariと対面した時の感想が到底理解出来ないけど面白い。なぜか『お見合い結婚は伝統だから』と腹をくくって新婦は淡々としているものと思っていたから、親元を離れるときに彼女が号泣していた様子をみて驚いた。親元を離れるのは不安で寂しいってのは、みんな同じなんだ。
綺麗な花嫁衣装、伝統的な結婚の様子、お祭り騒ぎの様子、Hariと妻との電話でのやり取り、新しい時代を生きる子どもたちの考え方などが見どころ。面白かった。